人気の輪針 編みくらべ

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靴下を編むときは主に2種類の方法があります。

  1. 棒針を4〜5本使って筒状に編む
  2. コードの両橋に針がついている輪針を使って筒状に編む

この2種類の編み方が一般的です。

2の輪針を使った編み方はマジックループと呼ばれ、ソックニッター界では人気の編み方です。

バラバラの棒針を5本使うよりも道具が少なくて済むし、左右の靴下を同時に編むことができるのが最大のメリットではないでしょうか。

左右同時編みをしたくて輪針にチャレンジして以来いくつかの輪針を試してきたので、持っている輪針を比較してみたいと思います。

わたしは靴下の同時編みが好きなので、コードの長さは全て80センチのものを買っています。

目次

クローバー匠

竹製はやっぱり編みやすい!

昔から竹の針が好きなので、針はとってもわたし好みです。

滑りすぎず滑らかなのでサクサク編めました。

針とコードの繋ぎ目がクルクル回るようになっているので、コードが捻れることがありません。芸が細かくて好きです。

入手しやすいのも匠の特徴でしょうか。

近所のショッピングモールで買うことができるので、輪針デビューにはうってつけ。

デメリット

針とコードの境目がクルクル回るのでコードを捌く問題はないけど、結構コードが硬め。

コードが硬いと何が困るかと言うと、コードと針を持つ時力が入ってしまって腕や肩がバキバキになってしまうのです。

針や針とコードの繋ぎ目など大好きなところはあるのにコードの硬さがどうしても気になるので出番は少なめ。

打開策を見つけてヘビロテしたいので、解決策をお持ちの方がいたら教えてください。

ニットプロ

完全にパケ買い。だってとってもかわいいんです!!

この独特なマーブル模様の針、超可愛くないですか??

国内では見かけないビジュアルに一目惚れして買いました。

実際に編んでみた感覚も悪くありません。

針は木製で、滑りとひっかかりのバランスがとても良いです。

コードもなかなか柔らかく、ピンクでかわいい。

かなり軽量なので手が疲れないからお気に入りです。

デメリット

針とコードがくっついているので、編んでいてコードがねじれてきた時は針をクルクル回せば元に戻ります。

そして針が折れやすいというレビューが結構あります。

私はまだ折っていませんが、針を強く握ってしまう人は選ばない方がいいかもしれません。

でも、もし私が折ったらまた買う気がする…そのくらいお気に入りの輪針です。

addi ソックロケット

はい来ました。ド定番のaddiです。

靴下編みをはじめてからSNSでみなさんの写真をたくさん見ました。

addiユーザーの多いこと多いこと!!

そんなに編みやすいなら試してみようかな〜と思っていましたが、私は筋金入りの竹針好き。

金属針のツルツルについて行けるか不安で、結局買ったのは匠とニットプロの後でした。

楽天にaddiとLYKKEのセットがあったのでこちらを選びました。

そして初めて金属の棒針にチャレンジしたわたし、「こりゃ人気なわけだ」と思わず声が出ました。

びっくりするくらい編みやすい。

まず、金属針は滑りがいいのでサクサクどんどん編めます。

そしてやっぱり目は落とします。

わたしは何足が靴下を編んでからaddiデビューしましたが、

  • 金属針に慣れていない
  • 編み物歴が浅い
  • はじめてマジックループする

方にはおすすめできません。

目を落として大変なことになると思います。

逆に

  • 何度も靴下を編んでいる
  • 靴下は初めてだけど編み物歴が長い

このような方には本当におすすめです。

そしてaddiはコードが柔らかい。とってもしなやかです。

針とコードはくっ付いているので捻れることはありますが、金属針を回せばねじれは解消するのであまり問題はありません。

コードが柔らかいので持つ手が疲れないとってもいい子ちゃんです。

デメリット

大きな手芸屋さんには売っているようなのですが、わたしの近所に店頭販売しているところはありませんでした。

わたしは楽天のセット販売で購入しましたが、ネット通販に慣れてない方は入手が大変かもしれません。

私は、次に紹介するLYKKEとのセット販売で買いました。編みくらべしたい人はこちらがおすすめ。

金属針なのでそれなりに重さはあります。しかし金属独特の編みやすさと引き換えなら我慢できる重さかと思います。

LYKKE

addiとセット売りだったので試してみたくて買ったLYKKE。

これはかなり大穴でした。

まず、コードはaddiと同じくらいしなやかで柔らかいです。

そして全く期待していなかったのですが、この針とっても軽いんです。

addiのあとに触ると歴然の差ですが、LYKKEは持ってるのを忘れるくらい軽い。

編んでいる作品の重みを感じることができるくらい軽いです。

針は木製なので、竹針好きの私はとても気に入っています。

つるんとしていて編みやすいです。

デメリット

とにかく針が折れやすいというレビューがとても多いです。

私はまだ折っていませんが、軽いが故に強度はあまりないようです。

何万円もするものではないので、編み心地がいいなら壊れてもまた買えばいいし…と考えています。

こちらも近所の手芸屋さんには売っていませんでした。

入手するには大型の店舗に行くか、ネットで買うのが良さそうです。

ちなみにこの前大都会の大きな手芸屋さんに行きましたが、匠とaddi以外は売っていませんでした。

こんな人におすすめ

結局何を買えばいいの?と迷ってしまいますよね。

私の独断と偏見で、それぞれの輪針におすすめな人を選んでみたいと思います。

輪針デビューさん

輪針デビューさんはクローバーの匠がおすすめです。

匠はかなり入手しやすく、価格もお手頃。

棒針編みをする人なら竹針は馴染みがあると思うので、抵抗なく使えると思います。

針とコードの繋ぎ目もクルクル回るようになっているので、初めてマジックループするのも使い勝手が良いと思います。

コードは硬いですが、逆に言えばしっかりしいているので、靴下同時編みデビューにも向いていると思います。

コードが硬くしっかりしているので、糸を捌きやすいです。

肩こりさん

編み物をしていると肩こりとは縁が切れないと思いますが、コードが柔らかく、針が軽いと余計な力がかからないので肩こりがましになる気がします。

ニットプロとLYKKEは軽くてコードも柔らかいので肩こりニッターにはぜひおすすめです。

ただし、折れやすいとの定評もあるので、初心者でまだ手に余計な力がかかってしまう方は匠の竹針がおすすめです。

ニットプロとLYKKEはデザインもとても素敵なので、メインの輪針とは別に控え選手的な立ち位置にしてもいいかなと思います。

私は靴下一足を編んでいるうちにいろんな針で編みたくなるので、気分転換要因としてこの2本を使っています。

ある程度編み物ができる人

編み物歴がそこそこあって、サクサク編めるかたはaddiがおすすめ。

なぜ初心者におすすめできないかというと、addiは金属針でとっても目が滑ります。

私は子供の頃から編み物をしていて、竹の棒針編みが1番好きです。

靴下を編み初めてaddiの金属針を触ったのですが、まあまあ目を落としました。

マジックループは筒状に編んでいくため作品自体に遊びがなく、ぴっちりした状態で編んでいくのですが、そのせいで針の可動域と滑り方のコツをつかむまでは大変でした。

何段か編んでいくうちにコツを掴んできましたが、初心者の方は大変だと思います。

竹か木でマジックループに慣れてから金属針デビューすることをおすすめします。

靴下はあまり編んだことないけど棒針は得意さん

マジックループになれるまでは竹や木をおすすめしたいところですが、おそらくすぐに金属針でも編めるようになると思います。

私がまさにそうなのですが、ある程度なんでも編めるタイプはいろんな輪針を試してみたくなると思うんですよね。

特にマジックループにする輪針は輸入品も多く、デザインが可愛いものも多いです。

私もまだ狙っている輪針が沢山あります。

そんな人におすすめなのは私が買ったaddiとLYKKEのセット売りです。

金属針と木製針を同時に購入できるセット売り。

編み心地が全然違って面白いので、編み物に慣れている方はぜひ試してみてください。

特にあっぢの金属独特の重さとりっけの木の軽さの編み比べはかなりおもしろいですよ。

まとめ

編み物をするからには針の素材が大切だとは思うのですが、マジックループにおいてはコードの柔らかさは絶対に無視できません。

金属か竹・木の方向が決まったら、次はコードのしなやかさで選ぶのがいいのかもしれません。

編む人の技量によっておすすめしたい輪針は変わりますが、大切なことは楽しく編むことです。

初心者がaddiの金属針に挑戦したっていいんです。

目を落として苦労するかもしれないけど、作品ができたときの喜びも大きくなります。

編んでいて楽しいと思えるなら、それがあなたに合った針なのだと思います。

まだまだ試したい針は沢山ありますが、2024年現在のおすすめ輪針のまとめでした。

どれを買えばいいか悩んでいる方はぜひ参考にしてください。

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この記事を書いた人

雨のアバター 編み物好き30代

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